もういや。

2014.04.03.Thu.02:03
カブのギアをセカンドに変えて、坂道を登り、トラック臭い県道に出る。
どちらかと言うと嫌いなチェーン店のコンビニの駐車場に停まり、美味いと思ったことのないサンドイッチをただ「サンドイッチが食いたかった」だけという理由で、失敗とわかっていながら食べて、300円無駄にする。
最悪な日とは多分そのあとに、店を出た時に雨が降り出したりした時だろう。
レインコートを買えばよかった。
まさにその時、店先の灰皿に、自分より若そうで彼女連れでリッチそうな、BMWなんかで乗りつけた男なんかがいたら最悪だ。
そいつのタバコはメンソールでね。
しかも俺より若干背が低いくせにリッチなんだ。
そいつが失せたあとに雨が更に酷くなれば最悪だ。
メンソールの匂いで便意を感じて、トイレが空いてなければ最悪だ。
出てきた奴が中途半端に流し残していたら最悪だ。そしてたまらなく個室が臭かったら最悪だ。
入れ替わりに入る奴が出て来た時に俺を睨んでやがったら最悪だ。
もういや。
レインコートもなくおれはカブにまたがって走ることにした。
おれはびしょ濡れで県道から外れに入り走った。
すると、ふと見たバックミラーにはちょっと遠くの晴れを告げる虹があった。
思わず見惚れちまった。
だけどその一瞬見とれたが最後。
おれはでかい家に突っ込んで、怒り狂ったその家の飼い犬に噛みつかれて命乞い。
さすがに雨もやんだ。
スポンサーサイト