色づいた川は流れ、俺はいろいろ置いていった。

2014.09.29.Mon.19:46
イチョウの葉などを便箋に

「このクソ野郎」としたためて

二級河川に俺は抛った

この川の先で、一体どこで捕まるか

あの伝えたい言葉は、一体どこで遮られるか

少し考えて辞めた、あいつのもとに辿りつくなんて

絶対にねぇんだから、そう結論づけて家に帰る

この川岸に、時間がただ零れ落ちるなんて、勿体ないんだよ
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タンテイ・アンダードッグ 序章 ① 「テーマ・フロム・ラストワルツ」

2014.09.19.Fri.01:15
テーブルには3枚のトランプが横並びで置かれていた。
いずれのカードも伏せてある。
俺は3枚のうちで2枚は何か知っている。が、それがどこにあるのかは判らない。
そして1枚を俺に選べと言ったのは、誰か?実は誰でもない、しいて言うならば俺だ、俺自身が蒔いた
種であり時間をかけて創り上げた実だ、どうしてかそう思った、わかった、理解をしていた。
とりあえず3枚のカードを選ばなければならないらしい、だが、実である3枚のカードの味はわかっていた
くそ不味いのだ。だから何があるかわからない最後の1枚に期待などしてはいない。
おそらく2枚と大して変わらない結果が待ち構えている。
回りくどい言い方をしたが、トランプに関してこれは比喩ではない。
現実に、トランプは目の前にあり、これはポーカーやババ抜きの途中でもない。
ここには誰もいない、音のない、外を見るまどもない何処かの部屋、どれくらいの大きさだろうか
大きいのか小さいのか、とにかく息苦しい空間に、この場所の手元しか照らすことができないくらいに
弱々しい裸電球の照明、ツヤのある黒い木のテーブル、俺が座っている皮の一人掛けソファー、そして
3枚のトランプだ。
誰も居ないなら覗けばいい、そう思ったがそれをするためにはどうしてか身体は動かない。
誰かが抑えているわけでもないのにだ。
あり得ないことに、もう俺の身体は座った状態からテーブルに少しだけ前のめりになりめくるという動作
しかしないらしい。というのも少しでも動けばカードに手が行ってしまう、あり得ないことに。
そうさせるのは、しいて誰かと言うならば、それもまた自分である。
それもまたわかった、どうしてかそう理解している、うんざりするように。
カードを覗いて見るだけ、ということももはやできないのならば、考えるしかない。
考える、そう、まずは思い出そう、経緯を。
一体どこでこんな状態に陥ったのか。
その時どこで何をしていたか。
ここは何処か。
この場所に来るまでの道のりは。
今の時間は、今日は何月何日で、何をする予定で、その予定はなぜ組まれたのか。
組んだ理由は、予定を組んだことに関係した人間は、予定を組む前に一緒に居た人間は誰か。
俺とそいつらの関係は、俺はどういう人間か。

……俺は一体誰か。

俺は、そう。
探偵だった。

いや、探偵のようなことしていた。

地球が壊れて俺たちは死んだ

2014.09.16.Tue.22:44
Helloゲイ。ごらん
メントスの谷にコーラの雨が降る。
世界滅亡の秒読みよりも
LIVEカメラにイイネが12億ついた。

そして死んだ。

あっという間にスカッと爽快に
地球がはじけて俺たちは死んだ
天国の審判には大行列
スマホをいじってる死人が
玉突き事故してまた死んだ

地獄はおかしなことになっていた。
ゲイ、見ろよ。
ピートとシドがやってるよ。
ジムモリスンはネットゲームでは神だ。

そいや「そんなくだらんバカどもに憧れたなんて」と閻魔が俺を哀れんでたな、やつの呑み友達はルーリード。

ゲイ野郎、お得意のLINE仲間に呼びかけてよ。
天国と地獄の境目のサイゼリヤで会おう。

さて、俺たちはこれからどうしようと考えたが、最終的に自分のまわりのことと、自分の生活がどうすればラクになるかって事ばかり。
そんなの政治家にもできる。
まるで大きな進歩のない家電みたい。

ゲイ、危機感というやつは死んでも起きないらしいね。

もっとも地獄はここのところラクらしいよ。
経営方針の変化に不祥事にモンスターペアレンツとクレーマーで疲弊した。
確かに地獄行きのテレビ局じゃ毎日元従業員と被害者が出ている。
まぁ社員は処刑業務をしないから精神的にラクだし、ただしフヌケだが、住人も自由だ、それに2年働いたら正社員待遇らしいし。
閻魔は古い人間でストレスを感じていた。呑み友達がルーリードでよかった。
ちょっと焦げているけど。
どうやらあのじいさんは死ぬ前に
太陽に飛びかかったらしいが。

あと少しだよゲイ野郎。
地獄でもうまくできるってこと
しねば死ぬほどあっちの世界も
滅亡間際のくさった世界みたく
変わるって、信じてる。