豪華な朝飯

2015.07.31.Fri.02:38

ソファを転がり落ちて、包丁の前で目覚めた
昨日何かを作っているうちに眠くなったんだ
卓袱台から落ちたのは右足の切傷と関係があるかもしれない
散乱した怪しい匂いのそれらを見て
カレーだったようで、だがルーはなかった
そうだ、それで代わりのクリームシチューもビーフシチューもルーがなく
肉じゃがには白滝が必要だからと
疲れてたし諦めてふて寝をしたんだ

ああ、腹が減ったな。
どうしてだろう今日は
朝食えるものはなにもかもが今の状態に合わない
出て行ったところで、今のとこ何か浮かぶわけでもない
かといって料理なんてもう嫌だ
ヤバくなって捨てた具材はまた使えないし
でもコンビニのメシなんかで満足していたら
生活の糧という唯一のものすらも打ち砕かれそうだ
今はそう考えている

ああ、通り過ぎる小さな犬がターキーに見える
老いた老夫婦がざるそばと赤飯に見える
胸の目立つ若くて美人なキャリアウーマン
あれはそのまま食いたい
でも、今はどんなものも満たしてくれそうにないな
マクドナルドにはろくなものが置いていないし
ケンタッキーの油はベトベトだし
サイゼリアのスパゲティになんの恨みもないが
俺の空腹がわがままを言っているんだよ
歩くたんびに「どうせなら豪華なメシが食いたい」と言うんだ
しかもどんどんグレードが上がっていくんだ

そんなものどこにあんだろう
そんなもん食った憶えがない
そんなのどんなもんかわからない
何か満足のできるものなんて
2000円以内だって3000円以上だって
頑張って食った1万円以上だって
しみじみと思う事なんてなかったよ
みんな、どいつもこいつもジャンクフードみたいで
なんだか腹が満たされるわけでなく
ただ、ちょっと膨れるだけ
心から美味いと思ったもんなんて
その気になれば、ダブルチーズバーガーだって
なんとか頑張ればなれるだろうに
そんなものまだ食ったことないよ

もう、家帰って、酒を呑もう
少し強いのを
腹がおかしくなるかもしれないけど
喧しい奴は酔わせてオシマイ
それで寝て、起きたら
シーチキンマヨネーズのサンドだって
胃酸の海に綺麗に溶けるさ
「満足です」と
朝はやかましかった奴が
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短編:ログの海に漂う

2015.07.31.Fri.01:45
ログの海に漂う。

50位

2015.07.27.Mon.20:08
詩のランキングで50位になっていた。

へぇ・・・。

嬉しくなるなぁ。

1575人中の50位っていのうはどういうことなのか?
この結果はいいことなのか違うのか全然わからないが
良い感じには思える。

丁度短編を勢い任せにガンガン書いていてネタが切れたので
言葉やキーワードとして頭にあったものを詩としてやってみてまた今後の動向を見てこう。

50位か。

俺の学校は県で1番のバカ学校だったので、そこでずっと10位~30位というのを取ってきても嬉しくなかったので
こういうところでなんか数字が出ると嬉しいものだ。


どういう結果なのかはわからないけど。


数字って大事だよなぁ。

まぁそれに対してコメントとかイイネとかが無いっていうことは
良くないってことなんだろう。

もうちょっと練りまくった詩を書こう。

出るものは出るから止まらないけど。

短編:世界の終わりまで彼女は歌う。

2015.07.27.Mon.19:53
詩でもよかった。
結果ゴスペル風の詩を中で書いてしまった

http://slib.net/48673

短編:キャスター7mg

2015.07.26.Sun.05:00


http://slib.net/48620

短編:彼女の夜

2015.07.25.Sat.05:45
執筆中の連載ものから1つだけ独立させ、女性主人公としたものを掲載しました。
(どうも連載モノのほうで話が繋がりそうにないので・・・)

http://slib.net/48573

報告

2015.07.24.Fri.02:43
短編のみの掲載サイトを変更しました。
こちらにはコメント欄などはないのですが、趣味が合いそうな作品が多いので、そっちで勉強しながらやってきます。

また、今後はこちらでも掲載を随時報告していきたいと思います。
忘れない限りは。
http://slib.net/a/16539/

グレンフィディック傷害事件のあとで

2015.07.21.Tue.23:02
13日の金曜の夜、酔っ払いの集うバー&レストラン
グレンフィディック・マウンテンに悪質なセクハラ親父が
ウエイトレスに殴り飛ばされスコッチと血の海に突っ込んだ
パトカーと救急車が来る前に彼女は
これからの先、どうなるんだろうと震えながら
店長、犯人、俺の友達とささやかな祝杯を挙げた

おおかたの客たちは逃げるように店を出て行った
店員だって職場放棄して帰り支度
こういうの、なんだっけ、人情ってやつか?
薄情なやつらはどいつもこいつも
酔ってるくせに青白くなる
酔っているっていうのは赤ら顔じゃないんだな
本性をさらけ出すってことなのか

トイレでヤラシイことやっていた新人の女と
それが目的で店に来ることで有名な男は
この惨状に驚きながらも
なんでかな、逃げることもなく
求めていたスリルがやってきたと思ったんだろう
乾杯をもう一度

いいかげんセクハラヤローにはウンザリだったのさ
彼女はいつも我慢していた
こんなに追いつめられていたと俺たちは知らなかった
彼女にとっていまのこの場所は唯一の居場所だって
みんな知っていたのに
それだけは気づいてやれなかった

かといって、事件はどうしようもない
パトカーはもうすぐやってくるし
救急車はもう、遠くからサイレンが聴こえる
彼女に俺たちは聞くしかない
「逃げるか?それとも受け入れるか?」
彼女はこの選択にすぐ答えをだすことができなかった

俺たちは逃走の準備ならいくらでもできる
下に止めたボロ車で飲酒運転だ
衝動のままに都心環状線を内回り
どこへだっていってやるって
ママにバレたくないだろう
パパに知られたくないだろう
いろいろなことが、彼女にとっては

3・2・1…1・2・3
もうすぐ救急隊はエレベーターでやってくる
決断の時は迫っている
パトカーのサイレンも聴こえてきた
ようやく言った彼女は
逃げたい、と…

それから俺たちは警官の制止を振り切り
エンジンに火をかけて
意識不明の男を置いてけぼりにして
首都高をぶっとばして
どこまでも逃げて行った

俺の実家の近所の陸橋で朝日を見た
何台ものパトカーが下には止まっている
7人の男女と犯人の女は
警察に包囲されて
そのうちなんとか3人と犯人は陸橋を飛び下りた
パトカーを潰して、近所にバラけて
ケータイで連絡を取り合い
また会えると励まし合い
朝の光の中を、昼の日差しの影を
夕立ちの中を、夜の路地裏を
ボロボロになりながら走ったのに
どうしてすぐに自首なんてしたんだよって
その後の行方のわからない彼女に
その後の行方のわからない俺たちは
聞くことができずにいる

MEGALOMANIAC F●CK

2015.07.20.Mon.18:10
誰かが読めない英単語を夜の喫茶店のシャッターに黒スプレー
これは遊びなのか、フラストレーションなのか、なにかの表現かはまるで解らず
朝一番で警察、被害届、写真撮影、ブログ公開
このところ多いらしいこいつの意味は
FACK(真実)とヤフーでは俗語でそういうらしい。
FUCK(クソ)のミス・スペルなのかもしれないけれど。
もしそれなら何かの追及なのかは一切が不明
なにせそれ以外の情報がないからだ
ただここのところ駅前のあらゆるところ、たとえば
銀行のシャッター、郵便ポスト
マクドナルドの裏の壁、バス停のベンチ
昼間の風俗の看板、夜の居酒屋の提灯
高架の柱、陸橋の階段、近所の家の塀
全てがFACK(真実)のスプレー
俺らの地方の大きな駅の前は
FACK(真実)だらけになりつつあった
まったく意味は不明で、犯行の瞬間も犯人の姿も誰も知らない
これが「FACKの要求」なのか「FUCKの表現」なのか、まるでわからない
ただここ最近だいぶ前までは、どこにもどこかしこにも、いくつもあったアレ
そう、白いスプレーのひと筆書きのPEACEマークはめっきり減った
同じ奴とは思っていないが、もし同一人物だとしたら
彼に何があったのかが知りたいが
通行人はただ「汚くなったね」と景観を損ねると不満を漏らすだけだ
なぁFACK野郎よ、一体お前に何があった?
なぁFUCK野郎なら、あんたは何がしたいんだ?
おいPEACE野郎よ、いまどうしてる?
いずれにしたって、なにしたってPEACE野郎がもしも
俺たちが実はすでに目に見えないPEACEで埋め尽くされていると気づいて
もうPEACEを見るのもウンザリなPEACE野郎がいよいよ蜂起して
そんな社会にFACKを求めていたとしたら?
FUCKなFACKを求めていたら?
PEACEがそんな最初の誰かの一人だとしたら
俺たちはこの「FACK」or「FUCK」を放っておいていいんだろうか?

ビールと煙草と猥談

2015.07.18.Sat.01:00
グラスに注がれた炭酸の泡のように一心不乱に昇り切って弾けて消えた
夜の暗いトンネルの中から出て来なかったあいつは今は何処へやら
収穫の遅れたトマトのように太陽の光に水分を奪われ枯れていった
石のように固まって雨風が何年もかけて削っていき
その彫像は一体なんだったかもう誰も憶えちゃいない

俺たちはそんなのを横目で見ながらビールと煙草と猥談を続けていた
下種な笑いと次のネタをみんな心ん中で考えてた

轢かれた一億の虫なんて誰も知らないで歩き続けた
綺麗だった水は子供達の川遊びで濁っていった
17:30の鐘は線路とイヤホンを突き破れずに流れた
流れ星の観測は近づいてきた台風の雲が邪魔していた
ビルの中で時間を過ごす間に雨は降ってすぐ止み
夏の日差しにあっという間に乾いていた

俺たちはそんなのを横目で見ながらビールと煙草と猥談を続けていた
LEDの下でまた夜を越える事を空気で感じた

それら思慕するところ
いつかそんなのに出会えると俺たちは思った
宇宙が終わろうとする前までに
でもそれは叶わなくても大して思うところもないけど
つまらない奴だって思ったらいいさ

それら感取するところ
運命は抗えるとか運命という言葉を辞書で引かず
ただ変化を信じてささやかに行動し続けた
でもそんなものは一杯の酒だけで忘れることができる
結局なんでもなかったとひどいことを言う

だってそんなご大層なものに
俺たちはついていけないし
ただ笑いながらその場しのぎに居るだけ
俺たちは戻らないと定まっている時間を
割いてまで考えることをしないだろう

つまるところいつだって最重要なのは
泥酔明けに 朝の空を見る喜び
こんなものは神様も知らないだろうから
だってこんなのは無意味なものさ
馬鹿らしいじゃないか

でもたとえその目覚めが
ひどく暑い日差しでも
容赦のない雨や雪でも
うんざりする薄暗い曇天も
それ一度さえあれば
一秒先も1億年先も
一秒前も1億年前も
一瞬の俺たちの喜びを
超えることはない

それがたまんねぇって
たったそれだけが
俺たちの全てで
それ以外はどうだっていい
それがいま永劫奪われたって
俺たちはどうだっていい
どうなったっていいさ
どうなろうといいんだ

泥酔明けに 朝の空を見る喜び
それを知った俺たちには

別つ時の秒針は未だ59秒

2015.07.17.Fri.02:46
許してやってくれ
あいつは悪い奴じゃない
あれは生きていくために
まだ芝居をしているだけなんだ
愚かだと自分でも感じていながら
止められないでいる
間抜けな奴だ

周りに愛されていても
孤立していると感じるから
拠り所がほしい
そのために奴は演じている
自分を忘れてしまうって
危機感で魘されながら
眠りにつく
哀れな奴だ

ほしいものに全力で
向かっていくことを躊躇ったのは
なにかのせいと言うのは
自分が弱いことを
認めたくないからだ
情けない奴だ

あいつは未来が見えないけど
今は足元を見ながら歩いていても
想い続けてるよ
叶わないことを
もうわかっていても
想い続けてるよ
そんなのはおおよそ大半の人間が
誰だってそうじゃないか
もうすぐなんだろ
もう許してやれるはずだ

あんたはもうわかっているはずだ
もうあんたはあいつじゃない
過去のあいつよ
あんたはあいつの過去で
あいつは今はもうあんたじゃない
あいつを悪く言うな
そして
あんたを悪く言わせるな
お前らのことは本当にみんな
好きだったんだから

8月は容赦なくアホを溶かしていくだろう

2015.07.01.Wed.19:18
エアコンが苦手で扇風機が壊れて

涼を求めて四角い窓枠に沿って座って

家と外との境目を見ながらふと

「オードリーみたいに歌でもうたおうか」と

立てかけてあった錆びだらけのエレキギターを


手を伸ばすだけで取ろうとして家側によろめき

体制を直そうとして外に重心をもっていき

そのまま窓の外へ落ちるが

奇跡的に落下地点は家の屋根

逆『へ』の字で倒れて

「生きていた」と驚き

お日様で白く光る青い瓦に地肌

「そんでナメクジみたいに溶けて死んだのさ」

「ああそれが一番あいつらしい」と

アホな友を思い出して笑って

あっというまにカフェオレの氷が溶けた

8月の猛暑日