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短編「始発待ちの空の下で」

2015.10.20.Tue.05:58
短編「始発待ちの空の下で
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人は動かないと人形

2015.10.19.Mon.19:21
1番

どうしようもなく高いビルの下から
手を翳さないでいるのは
屋上に手が届くほど
自分の手が長くもなく
自分の背が高くもないと知っているから
自販機の上ならもしかすると
手を置けるかもしれないと知っている

そんな「知っている」あんたは
自力ってやつにこだわって
背伸びを嫌い
背の高いやつを
才能や恵まれた環境によるものだというし
物を使って届こうとするやつを
卑怯だとか、怠惰だと言う

待ってくれよ、俺たちは猿じゃない
何をしたっていいじゃないか
方法が間違っているかどうかなんて
それは決められた文章以外うろ覚えな社会が決めることで
じゃあ、あんたは誰の正義にも従わない生き方をする
一生そうなのか?


2番

時間がさっさと進んでいくようになった今
取り残された人たちを、当たり前のように先頭を走る奴らは忘れていく
でも、足跡を残していったのに、先頭の鼻の穴に釣り針を刺しちまった
「コーヒーを飲んで煙草を吸って外の空気に触れて読書をする」
それらを奪う権利はないのだと
いきなり言い出すわけのわからないものに成り下がる

そんな「訴え」をするあんたは、愛と平和を誰もが忘れたと
奴らは軍産複合体の労働者だと決めつけに来る

ちょっと待ってくれ、議論の余地もないのか
社会民主主義の恩恵のなかにあるくせ
別に訴えることを規制なんてしちゃいないのに
この国が嫌だっていうならばどこにだっていけばいい保証もあるぜ
革命が起こしたいならお好きなように
でも、正直を言うと
あんたも人並みに歩けば
なにかの可能性だってあるかもしれないんだから
できれば歩いてほしいんだ
日常に必死で、ただの雑音にしかならない
そんな、正直人間にとって今はどうでもいい言葉を並べずにさ
あんたは研究者じゃないんだから
一生そうもやってけんだろう?
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